デザインに煮詰まった日の、私なりの対処法

こんにちは、WEBデザイナーの千葉有香です。
日々、さまざまなデザインに取り組む中で、よくあるのが“煮詰まり”の瞬間。頭ではやりたいイメージがあるのに、手を動かしてもうまく形にならない。そんなとき、皆さんはどうしていますか?

私も何度もこの“煮詰まり沼”にハマってきました。特に、自分がこだわっている案件や、クライアントの期待が大きいと感じている案件ほど、「いいものにしなきゃ」と力が入りすぎてしまい、逆に何も出てこなくなるんですよね…。

そんな時、私が心がけているのは「無理に進めないこと」です。
以前は「納期があるから」と、無理やりPCに張りついていたこともありました。

でもそれって、効率も悪いし、仕上がるものにも影響が出てしまうことに気づいたんです。

今では、「煮詰まったな」と思ったら、まずは一度デザインツールを閉じて、手書きスケッチをします。

A4用紙に鉛筆で、ただぐるぐる描いてみたり、レイアウト案をラフで描いてみたり。手を動かすことで思考がほぐれて、新しい発想が浮かぶことがあります。

また、全く別のジャンルからインスピレーションをもらうのもおすすめ。私は最近、美術館に行ったのですが、自然な曲線や釉薬の質感に感動して、「柔らかさ」や「余白の美しさ」を改めて感じました。写真や絵画、建築、音楽…どんなジャンルでも、視点を変えるだけで刺激をもらえます。

そしてもうひとつ。自分を責めないこと。
「こんなこともできないなんて」と思ってしまいがちですが、煮詰まるのは真剣に向き合っているからこそ。クリエイティブな仕事に“波”はつきものです。その波を受け入れて、ゆるやかに乗っていく感覚を大事にしたいなと思っています。

焦らず、比べず、ちょっと遠回りしてもOK。
それでも「自分らしい表現」にたどり着けたときの達成感は、何ものにも代えがたいものがありますよね。

もし、同じように煮詰まりに悩んでいる方がいたら、
「その時間も必要なプロセスかも」と、少しだけ肩の力を抜いてみてくださいね。

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