セックス・アンド・ザ・シティと、WEBライターとしての私。
こんにちは、WEBデザイナー兼ライターの千葉です。
今日はちょっと趣味の話をしながら、私の仕事にも少し触れてみようと思います。
私の趣味のひとつは映画鑑賞。中でも何度も繰り返し観てしまう作品があります。
それが――『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』です。
あのドラマに出てくる4人の女性たち――キャリー、ミランダ、シャーロット、サマンサ。
恋に仕事に人生に、揺れながらも前向きに、時におかしく、時にシリアスに生きていく彼女たちの姿が、本当に魅力的で。
私は、どのキャラクターにも共感する部分がありますが、やっぱり一番好きなのはキャリー・ブラッドショー。
彼女はニューヨークでコラムを書いて生きているライターで、タイプライターをカタカタ鳴らしながら人生の悩みを文章に昇華していく――その姿に、憧れと親しみを感じます。
実は、私がWEBライターの仕事を始めたとき、一番最初に思い浮かべたのもキャリーでした。
「好きなことを文章にして生きていくって、どんな感じだろう」
「自分の言葉で、誰かの背中をそっと押せたらいいな」
そんなふうに思いながら、最初はコツコツとライティングの練習をして、クラウドソーシングで小さな案件を受け始めました。
あの頃は、書いた文章を何度も読み直しては悩み、1,000文字書くのにも何時間もかかっていた気がします。
でも、書けば書くほど「伝える」という行為が少しずつ楽しくなってきて、今では記事執筆だけでなく、SEO構成やタイトル設計、ディレクションにも関われるようになりました。
『セックス・アンド・ザ・シティ』の中で、キャリーはたびたび「自分の人生と向き合いながら、それを言葉にしていく」姿を見せてくれます。
私がライティングに惹かれたのも、まさにその部分。
WEBライターの仕事は、表面的には「調査してまとめる」「キーワードを盛り込む」といった作業に見えるかもしれませんが、実際はとても“人”と“感情”に向き合う仕事です。
たとえば、美容記事を書くとき。
単に商品の特徴を説明するだけでなく、「どんな人がこの悩みを抱えているのか」「その人の毎日が少しでも変わるには、どんな伝え方がいいのか」を考えます。
不安な夜に検索した誰かの心を、ちょっとでも軽くできるように。
何かを迷っている人の背中を、そっと押せるように。
それって、キャリーが街角のカフェで「なぜ私たちは恋をするのか?」とタイプライターに向かって書いていた問いかけと、少し似ている気がしませんか?
SATCを見ていると、「完璧じゃないって、最高だな」と思います。
みんな失敗するし、恋に悩むし、仕事で迷う。でも、その中で自分を取り戻して、友達と笑って、美味しいものを食べて、また一歩踏み出していく。
WEBライターの仕事をしていると、情報の正確性や論理性が求められる場面も多いけれど、同時に「人間らしさ」も忘れてはいけないなと思うんです。
ちょっとしたユーモア、感情の揺れ、言葉の選び方――
そういったものを丁寧に扱える人こそ、ライターに向いているのかもしれないと感じることがあります。
最近は、「言葉の力」をもう一度信じたくて、自分のnoteやブログでもエッセイを書くようになりました。
SEOや構成を気にしなくてもいい、自分の“好き”を素直に綴れる場として、とても大事な時間になっています。
書くという行為は、自分と対話する時間でもあるんですよね。
まるで、SATCのキャリーのように、
「この気持ち、誰かに伝えたい」
「言葉にしたら、少しだけ前を向けそう」
そんな感覚でキーボードを叩く夜もあります。
今でも、仕事に煮詰まった日は、SATCを再生します。
お気に入りのシーズン3、キャリーとビッグのややこしい関係にため息をつきながら、「人間って面倒で愛おしいなあ」と思う時間が、私のリセットボタンになっている気がします。
そして、画面の中のキャリーがいつも言うように――
「Maybe some women aren’t meant to be tamed.」
私も、自分のペースで、自分の言葉で、これからも誰かの心に寄り添える文章を書いていけたらと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
映画やドラマから得られる気づきって、意外と深くて、仕事にも人生にも影響しているんだなと感じています。
これからも、そんな“好き”を原動力に、書き続けていきますね。
またふと思い出した映画の話があったら、綴ってみたいと思います◎